不機嫌の正体と、モラハラをやめられた理由

今朝、娘と一緒にテレビドラマ「あんぱん」を見ていたときのこと。

主人公の女性が不機嫌になっているシーンを見て、娘がこう言いました。

「お母さん、昔はこういうふうによく怒ってたよね。今は違うけど」

ドキッとしました。

そう、私はかつて「モラハラ母」であり「モラハラ妻」でした。

でも今は違います。

私は変われました。

私はなぜ、あんなに不機嫌だったのか

「変わりたい、でも変われない」

そう思いながら過ごした日々が長くありました。

当時の私は、家族に対してよく怒り、不機嫌をぶつけていました。

でも本当は――怒りたいから怒っていたのではなく、自分の本当の気持ちを抑え込んでいたからでした。

抑え込んでいることすら気づいていなかったです。

それは、家族のために母親ができることを

やりたい、とかやりたくないとかそんなこと考える余裕もなかったからです。

やるのが当たり前、やれてないと自分を責める。休むより家族の事優先。

無理していることは自分では気づきませんでしたが、

結局「不機嫌」としてあふれ出してしまっていました。

「自分の気持ちを抑え込むって、ものすごくエネルギーを消耗する」ということに気づきました。


不機嫌と栄養不足の関係

心の問題だと思っていたけれど、実は体の問題でもありました。

気持ちを押し殺すことは、体に余計なストレスをかけます。

そしてストレスは栄養を大量に消費します。

イライラして不機嫌なときって、頭が働かないし、体も重たい。

それは単なる性格ではなく、栄養不足のサインでもあったのです。

だから私がまず取り組んだのは、

「自分を責めること」ではなく「物理的に栄養を足すこと」でした。

体に必要なエネルギーを補給することで、心に余裕が生まれる。それに気づいたときには

自分を責めなくていいんだとほっとしたことを覚えています。


自分の気持ちに寄り添う練習

もう一つ大事だったのは、心の習慣を変えること。

「自分の気持ちより家族や家庭がまわること」

「これくらいのことできないと。言いたいことを言ったら自分はだめだと思う」

「頑張るから家庭がまわる」

そう信じ込んでいた私は、自分を犠牲にしていました。

でも実際には逆でした。

自分を抑え込むほど不機嫌になり、家族に八つ当たりし、平和どころか不和をつくっていたのです。

  • 自分の気持ちを自分で認めること
  • 自分の言いたいことを、まずは自分が納得して自分が理解してあげること
  • 「やりたい」「休みたい」と思ったことを、小さなことでも許してあげること

の大切さを知りました。


不機嫌は「他人任せ」のサイン

今振り返ると、不機嫌とはこういうことだったのだと思います。

「自分の不満を、他人に解決して」と無意識に人任せにしていたということ。

夫に変わってほしい。ここが嫌い。やめてほしい。

子どもに頑張ってほしい。きちんとしてほしい。

それが解決したら私は不機嫌にならないのに。

そうやって「外側」に期待しすぎていたのです。

でもそれは無理な話。

だって、自分の気持ちは自分しかわからないから。

だから不機嫌は「自分の気持ちを自分で扱わず、他人任せにしているサイン」だったんです。

モラハラ夫も同じ構造かもしれない

「うちの旦那はモラハラで…」という相談を受けることもあります。

私自身がモラハラをしていたのでモラハラ側の気持ちが実はわかります。

自分の中では、自分の想いや正義がちゃんとあるのです。

でもそれが自分のためじゃなくて、人のためにエネルギーを使っているとき

(例えば、ほんとうはゆっくりしたいのに、家族のことを優先している。ほんとうは仕事をしたいのに家族のことを思って控えている。ほんとうは話を聞いてもらいたいくらい苦しんでいるのに言えずに心にためている。どうせ聞いてもらえない。これくらいのことで弱音を吐いてはいけない。という気持ちなど)

自分をおざなりにして犠牲にしているとき 実は疲弊しきってしまっていて

人のせいにして逃げてしまっていて、怒りや不満をひとにぶつけてしまうことがあります。

実際は不機嫌な相手は怖いし、腹も立つし、怯えてしまいます。

でも、今ならこう思います。

「旦那さんもまた、本当に言いたいことを言えずにいるのかもしれない」

怒りや攻撃の裏側には、必ず「本当の気持ち」が隠れています。

それに気づけるかどうかが、関係改善の分かれ道になるのかもしれません。

我慢=平和の思い込みを手放す

夫婦関係や親子関係でよくあるのが、

「お互いに我慢すれば平和になる」という思い込み。

でも、それは表面的な静けさにすぎません。

心の奥には不満が溜まり、不機嫌がにじみ出し、結局モラハラ的な態度に変わってしまう。

本当の平和は、我慢の先にはないのだと感じています。

本当の気持ちを大事にし合うこと。

自分に寄り添い、相手の気持ちにも耳を傾けること。

それができたとき、初めて「安心できる関係」が生まれるんだって思います。

まとめ

私はかつてモラハラ母であり、モラハラ妻でした。

でも「変わりたい」と思い続け、栄養を整え、自分の気持ちを大事にする練習を重ねた結果、変わることができました。

不機嫌の正体は、自分の気持ちを抑え込み、他人に解決させようとすること。

それがモラハラの根っこだと思います。(もちろん他にも理由はあります)

夫婦も親子も、どちらか一方が我慢して成り立つ関係ではなく、

お互いが「自分の気持ちに正直でいられる関係」が本当の幸せをつくります。

今日、不機嫌を感じたら――

「今、自分はどんな気持ちを抑え込んでるんだろう?」って問いかけてみる一歩から。

投稿者プロフィール

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三宅伶於
管理栄養士・スピリチュアル心理コーチ・分子栄養学
おうちにいる自分 活躍する自分 どちらも好きになろう。