屋久島2日目2023/06/12です。
今日は白谷雲水峡トレッキングへ
縄文杉へのトレッキングコースに申し込んでいたのですが、
ここ5日間、雨で中止になっているそうです。
バスで向かう道が雨で通行止めだという理由です。
縄文杉へは、朝4時に待ち合わせ、夕方18時ごろに帰ってくるという
トレッキングだけで22キロメートルのロングハードコース。
白谷雲水峡は8キロなので、
縄文杉に会いにいきたかった反面、ちょっとホッとしていたりします。
そして、家族とも行きたいなと思ってもいたので、
結果よかったような気がします。
さて白谷雲水峡に登って
一言で言って
やっぱり自然の中で過ごすのって最高だわ。
と思いました。
ホテルまでガイドさんがお迎えに来てくれます。
数件のホテルをまわって
途中、ガイドさんが、すももがなっている木からもぎ取ってくれました。
フレッシュなもぎたてすもも。めちゃくちゃ濃い味でした。
数日おいておくとちょっとまろやかになるそうです。
登山口入り口へ
迎えに来てくれたガイドさんとはここでお別れ。
20代30代の
長身の若い男の子3人と大阪から来た20代の若いカップル一組と私
そしてガイドさんの7人でまわります。
男の子三人は、みんな、別々で参加。一人旅だそうです。
私は最年長でした。
子どもと夫を置いてひとりできていることに
驚かれました。
男の子は体力があるから後ろ。
こういう時は体力に心配がある人がガイドさんの後ろにつくそう。
最年長の私はガイドさんのすぐあとの順番で出発。
カップル→男の子たち
と続きます。
岩盤でできた島
不思議なことに
岩の上は、トレッキングシューズは
全然滑らない。
雨でびしょびしょに濡れているけれど
岩の上はむしろ安心です。
そして岩でできている山だからこそ
川の水が濁らない。
土が少ないので、相当降らないと濁らないそうです。
その代わり水がしみこまないから
すぐに川の水が増水します。
大雨が降ると、さっきの岩の間が
増水して膝上ぐらいの深さになって帰れなくなることもあるそうです。
雨は降っているけれど
そこまで土砂降りではないからか
ガイドさんは迷わずゴーです。
この天気だと
最終目的地の
一枚岩の上からの絶景も
期待できないけれど
ここまできたからには
登る!と全員一致です。
スタートすぐから
山登りって楽しいなぁ〜とワクワクです。
晴れの日の
木漏れ日を感じながらの山歩きは最高に好きだけれど
雨がしとしとと降っていて
でも木々が遮ってくれて
全然嫌じゃありませんでした。
レンタルした登山用のレインコートも
動きやすいし
雨もしっかり遮ってくれます。
景色は苔がつやつやとして
木々が濡れてとてもきれい。
雨の山の香りもとても良い。
こんな機会がなければ、
雨の山登りなんてつまんない。とやめていたはず。
人生においても
これは私には合わない。
やりたくない。
ということでも
流れに任せてやってみるといいんじゃない?
という私へのメッセージと思いました。
花崗岩という岩盤の島なので
土がない。
岩の上に生えた苔の上にタネが落ち、
植物が芽が出る。
こちらは杉の木が落ちたものに苔が生えてる。
そして苔に張り付いて根を張っていきます。
屋久島の川にはさなかが住めないほどきれい。
というくらいの
超軟水。
川を渡ったあと
山小屋で休憩です。
休憩のときも
ツアー参加の方たちと
お話ししたり楽しい。
男の子たちは
東京から1人
埼玉から1人
福岡から1人
みんなバラバラで一人旅。
初めてのトレッキングだって!
明日は縄文杉にチャレンジの人もいました。
カップルの子は
大阪から
2人でもとても楽しそうだけど
私にも話しかけてくれました。
さて、雨は強くなるばかり
最後の楽しみは頂上からの絶景だけれど
この天気ではやはり期待できなさそう。
ガイドさんは何度も登りますか?と聞いてくれるけれど
参加者さんはみんな
『ここまで来たら登るでしょ』とやっぱり全員一致。
ここで、レインコートを着ました。
そしてリュックには
屋久島来訪のために新調した
レインカバーをかけました。
これはなかなかよきでした。
背中側にストッパーで固定できるので、
装着したままリュックの口を開けられます。
私のリュックは
ミーレの22リットルですが
大きさはちょうどでした。
収納も簡単で、とてもコンパクト。
最後はすごい上り坂で
息も絶え絶えでしたがなんとか登りきり
やっぱり真っ白!でしたが
でも登ってよかったです。
そこで、ガイドさんが見せてくれた
夜に登ったときの星空の写真!
綺麗!これは絶対に見たい。
屋久杉と白谷雲水峡の一泊ニ日コースだと
コテージや山の中にテントを張って泊まるそうなのですが、
新月でお天気がいいと
こんな星空が見えるんだそうです。
絶対また来たい!
頂上で少し待ちましたが
やはり雲が晴れる気配もなく。
少し下山して
雨がしのげる岩の下で
お弁当。
私はホテルでお弁当をお願いしました。
いわさきホテル715円
たまご焼きも
たぶん、飛魚のかまぼこかな
おにぎり3種
バナナとみかん
どれもとても美味しい!
そして外で景色を見ながら食べるご飯は
やっぱり特別に美味しいです!
そして、ガイドさんが
バーナーでお湯をわかして
お味噌汁を作ってくれました。
温かくてとてもおいしかったです。
さて、下山です。
こちらは
ヒメシャラ。
ライオンの横顔みたい。自然の姿。
つるつるの木肌で雨に濡れてひんやり。
触ると気持ちよかったです。
夏には花がさくそうです。
映画『もののけ姫』に出てくる
白い狼みたいな形の木。
屋久島は岩でできているため、植物は根をはることができず
ゆっくり成長するため、脂分をためこむことから
くさらずにこうやって残るんだそうです。
1000年以上の杉は屋久杉と呼ばれ
それ以下は小杉と言われます。
こんなに立派な杉でも、縄文杉の半分です。
屋久島といえば
苔むす森
見る限り苔だらけ。
もののけ姫の妖精が住んでいるところの
モデルになったところ
神聖な感じがします。
苔もよく見るといろんな種類の苔があり
これはヒノキゴケ
ふわふわしてて雨に濡れてキレイ。
今日のガイドさんは屋久島出身の方でした。
1〜2割地元だけど
それ以外はみんな、屋久島に魅せられて移住してきた方だそうです。
ガイドさんは小学校の修学旅行で縄文杉に行った時は
まだ世界遺産に登録されるまえで
縄文杉のすぐ近くまで行って
触ることができたそうです。
今は縄文杉から離れた遠くに
デッキがあって、全体が見えるようになっていて
近くまでは行けないけれど
迫力はすごそう!
雨で中止になり
縄文杉には行けなかったけれど
今日の杉の2倍の太さの幹という縄文杉は
ぜひまた再訪して見に来たいと思いました。
木の根っこの方に寄生している
白いきのこ
ギンリョウソウ
ゆうれいだけ
こちらの
かくれみのという植物は
ひとつの植物に
グーチョキパー3種類の葉っぱが!
屋久島固有のかえる(タゴガエル)がいたり!
みつけられますか?
ガイドさんと一緒のトレッキングは
自分では気づかないことも
教えてもらえるので、とても楽しかったです。
下山の様子。
足はガクガクですが
気分は爽快です。
下山したら少し晴れ間が!
晴れると水の流れも少し明るく見えます。
晴れ間を見上げていたら、木の上にサルが♫
野生のサルです。
ホテルまでは
青森から移住してきた女性のガイドさんが送ってくれて
屋久島の魅力を教えてくれたり、山登りやお仕事について
おしゃべりしながら帰りました。
山登りは
私は子どもの頃から全くしたことがなくて
夫が9年前くらいに
行ってみたい。と言ったことが始まりですね!
次女がまだ年少さんだったかも。
神奈川の御嶽山(みたけさん)が始まりです。
その時に
登るのはもうしんどいけれど
登ったあとの
頂上からの景色と
頂上で食べるごはんの美味しさに感動して
すっかりはまってしまいました。
そこから年に1〜2回
初心者コースのある山をポツポツ登っていましたが、
どこの山もそれぞれ全然ちがって
違う山も登ってみたい
また同じ山も登ってみたい。
そんな感じです。
山登りって楽しい。
国内の山のみならず
また屋久島の山も
夫や娘たちと
友達とも登りたい!
と思った今回のトレッキングでした。
明日は帰ります。
あっという間ですね。
午前中は半日観光のち空港の予定です。
投稿者プロフィール
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管理栄養士・スピリチュアル心理コーチ・分子栄養学
おうちにいる自分 活躍する自分 どちらも好きになろう。
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